2025.4-02
STEP3『シューズの機能を維持しよう』
UAランニングシューズ基礎知識
RUN
1,シューズの機能を持しよう
雨や汗を吸ったり、泥がついた状態を放置すると、ランニングシューズの劣化が早まる。ランニングシューズの機能を十分に発揮させ、長く快適に使うためにも定期的にシューズのお手入れをしよう。
▶ 濡れた時の対応
アッパーの表面は乾いた布をあて軽く水分を吸い取る。
シューズの内部は形を整えた布や紙などを詰めて、型崩れを防ぐとともに水分を吸収させる。その後、風通しの良い日陰で乾燥させる。
▶ 泥が付いた時の対応
泥でシューズが汚れてしまった場合、すぐに水で洗わずに付着した土や泥を乾燥させ、払って落とすようにします。乾燥させることで生地を強くこすらず汚れを落とすことができアッパーやソールを傷みから守ることができる。ソールの溝に詰まった泥は先の細いもので優しく落とすよう。
▶ シューズの洗い方
ランニングシューズを洗うときは、靴紐を取り外し、生地を傷つけないようブラシで軽く洗う。洗剤を使用する場合には中性洗剤を使う。洗剤が素材に残っている場合変色することがあるため長時間放置せず。十分にすすぎを行った後に、風通しの良い場所で陰干しをする。
2,シューズを買い替えるタイミング
ランニングシューズの寿命は大きく「購入してからの期間」と「走行距離」によって決まる。
寿命を越えた場合、走行時にシューズが損傷しランナーのケガにつながるおそれがあるため、新しいランニングシューズの購入をご検討ください。
▶ シューズの寿命
目安1:購入してからの期間
購入してから履いた回数や走った距離に関わらず、未使用でも3~4年でシューズの素材は劣化。外的損傷は見られない場合でも、3~4年経過した場合は買い替えがおすすめ。
目安2:走行距離
走った距離や路面、走り方によって異なるが、ひとつの目安としておおよそ500~600kmくらいを走ったランニングシューズは買い替え時期と覚えておこう。
▶ 寿命のサイン
1:外的損傷
目で見て分かるポイントは、アッパーや履き口。特定部分が破れたり、ほつれが発生していた場合は、使用することで足の障害につながる危険性が高まるので、無理に履き続けないようにしよう。
2:素材の劣化
素材の劣化が分かりやすいのは、アウトソールとミッドソール。
アウトソールがすり減り、ミッドソールが露出していたら、買い替えのサイン。グリップ機能が損なわれ、滑りやすくなってしまう。
また、ソールの擦り減り方からは、走り方のチェックにも役立つので、ソールが部分的にすり減っている場合、ランニングフォームを確認しよう。
ミッドソールは、硬くなっていたり、シワになっていると本来のクッション機能が失われている場合があるので、履き心地とあわせて変化がないか確認しよう。
