2025.08-01
進化という言葉では足りない。アンダーアーマー史上、最も革新的なバックパック
BACKPACK
アスリートにとって、バッグは相棒のような存在。
トレーニングウェアにシューズから、教科書やノートパソコンまでを詰め込んで、移動でも試合でも学校でも、すべてを背負ってきた。
その重さが、いつしか当たり前になってはいなかっただろうか。
肩に残る鈍い痛みも、身体を引っ張るような違和感も、本当は長年見過ごされてきた“設計ミス”だったのかもしれない。誰も変えようとしなかったその課題に、アンダーアーマーは本気で向き合った。
3年にわたる開発と検証の末にたどり着いた答え。それが、No Weigh Backpackだ。
「アスリートが日常的に使う道具の中で、バックパックは最も酷使されています。でも、これまで本気で見直されたことはありませんでした。だから私たちは、これを“パフォーマンスギア”として再設計しました」
── カイル・ブレイクリー(イノベーション・開発・テスト部門SVP)
このバックパックの最大の革新は、アンダーアーマーが新たに開発したUAサスペンションストラップ。身体の動きに合わせて伸縮し、荷重を自然に分散。それにより背負った時の感覚がまったく新しいものになった。
第三者の人間工学研究機関による検証でも、肩や背中への負担を大幅に軽減し、疲労感も最小限に抑えられることが実証された。
「軽いだけではありません。身体に合わせて動くのです。もうバッグと“戦う”必要はありません」
── トビア・テイラー(アクセサリー部門ディレクター)
重さは肩から背中上部にかけて、身体が本来支えるべきバランスに再配分される。
動き出してすぐに、『これは今までのバックパックとはまったく違う』と実感するはずだ。
だが、No Weigh Backpackはただ軽いだけでは終わらない。
3年をかけて、アスリートたちと共に練り上げてきた機能が、細部に宿っている。
- 背面には通気性と吸汗性に優れたパネルを採用し、汗をかいても快適
- 内容量は28〜35Lまで拡張可能。シューズや教科書、リカバリーギアまで余裕で収まる
- 動きながらでもアイテムを出し入れできるジッパーポケット
- 汗をかいたウェアと普段使いの荷物を分けられるコンパートメント
- 身体のつくりに合わせてフィットするレベル調整が可能なストラップシステムと上下に移動可能なスターナムストラップ
このバックパックの開発において欠かせなかったのが「Project Rampart」。
アンダーアーマーがアメリカ・ボルチモアの学校と連携し、若いアスリートの可能性を支える教育・スポーツプログラムだ。
このプロジェクトに参加した学生たちは、試作品を手にした瞬間から走り出し、跳び、腕立て伏せを始めた。あまりの軽さに、バッグを背負っていることを忘れるほどだったという。
そのとき、ある生徒が思わず口にした──「Noooo way(嘘でしょ)」。その言葉が、そのままこのバックパックに名付けられた。
彼らのリアクションは、プロダクトの性能を証明しただけでなく、このバッグが持つ“意味”を物語るきっかけとなった。
「これまでは、アスリートの“パフォーマンス”を支えるギアを作ってきました。しかし、今回はその日常そのものを支えるアイテムを開発しました」
── カイル・ブレイクリー(イノベーション・開発・テスト部門SVP)
そして、これは始まりにすぎない。
UAサスペンションストラップの技術は今後、ダッフルバッグやトラベルバッグ、さらには学校・仕事・トレーニングを行き来するアスリートたちのためのハイブリッドギアへと展開されていく。
動きが生まれるところに、負荷がかかるところに。
アンダーアーマーは、“本当に必要なもの”を、少ないストレスで持ち運べるテクノロジーを、力強く作り続けていく。
動きが生まれるところに、負荷がかかるところに。アンダーアーマーは、“本当に必要なもの”を、少ないストレスで、もっと強く運べる仕組みを作り続けていく。
痛みは、背負うものじゃない。
このバックパックはすべてを“リセット”する、新しいスタンダードだ。