2024.07
菅平の高原と峰々を“走り続ける”。アンダーアーマーのトレイル対応シューズ&ギア
RUNNING
トレイルでのレースは、天候に加え、気温の寒暖差、路面のウエットやドライそしてマッド(泥)など、刻々と変化する過酷な環境下で行われる。そんなトレイルのレースでは、“走り続ける”ことが何より求められる。
水分やエネルギーの効率的な摂取を行う、地形や環境の変化を先読みし、体力の消耗を可能な限り低減しつつ、留まることなく進み続けられる能力が問われる。
シューズのチョイスも然り。岩場での下りに耐えられるクッション性、濡れた岩でも滑らないグリップ性、雨天時や低湿地のぬかるみでもトラクションを落とさずに、しかも安定して“走り続ける”機能と設計が必要になる。
そんなトレイルを“走り続ける”スペシャリティシューズとして開発されたのがUAソニック トレイルである。UAソニック トレイルで最も重視された機能は、果てしなく続く着地衝撃からカラダを守り、しかも推進力を維持し続けることにある。
6月末に長野県上田市で開催された「スカイライントレイル菅平」アンダーアーマーが協賛するこのトレランレースには、社員もチームを組み参戦。過酷な自然条件で実際にシューズやアパレルなどを使用し、製品の優秀性を自ら検証した。
着地衝撃をゴールへのパワーに換えるUAソニック トレイル
このミッションを実現するのは、アンダーアーマーの「HOVR(ホバー)」クッション。クッション材を「エナジーウェブ」という(文字通り)“網”に包むことで、着地衝撃を前方への推進力に変換する独自のフォームだ。2018年の登場以降も進化を続け、エネルギーリターン性能が高いクッションフォームとして、多くのランナーの支持を得てきた。
UAソニック トレイルを語る際に忘れてならないのが、新たに開発されたヒールパーツである。土や砂礫などの異物が入らないよう高めに配置され、しかもかかとをシッカリと包み込むことで靴擦れを防いでくれている。しかも、泥での着脱にも便利なストラップまで用意されている。
刻々と変わる路面を捉えるアウトソールも、トレッドの形状や配置の工夫により軽量化を実現。高いグリップ性とトラクションを得ながら、泥が付着しにくく、しかも岩稜帯での耐摩耗性にも秀でている。つま先を保護する強化アッパーも採用、ランナーの足をとことん守る。UAソニック トレイルは、まさに“走り続ける”ための一足なのである。
“ランナーに進化をもたらす機能美”を備えたデザインも新たに開発したUAソニック トレイル(商品番号3027764)。カラー:ブラックのみ1色展開。ワイズ(足幅):D相当。サイズ(ユニセックス):23~30㎝。13,200円(税込)。ブラックを基調に、街、ロードラン、トレイルとさまざまな使用シーンを想定。まさに機能美とも言えるデザインに仕上がっている。
林道や山道、泥に岩、変化に富んだトレイルにマッチ
「UAソニック トレイルは、ヨーロッパなどの急峻な山岳地帯向けではなく、アメリカのなだらかなで雄大なトレイルを走るために開発されました。そのため、オフロード用ではありますが、日常のロードランニングの延長で使える仕様になっています。舗装路が終われば里山のトレイルが待っている、そんな日本のトレイルにも最適な一足です」
と語るのは、アンダーアーマーの日本でのマーケティングを統括する野田佳宏。野田自身、アンダーアーマーの社員とともに、長野県上田市で行われた「スカイライントレイル菅平」をUAソニック トレイルで走っている。
「UAソニック トレイルは、中足部のフィット感に優れるので、下りでも靴の中で足がブレません。今回のレースだけでなく、何度も試してパフォーマンスの高さを実感しました。舗装路にダート、シングルトラックと変化に富んだコースで、泥や岩など状況も変わる『スカイライントレイル菅平』は、まさにUAソニック トレイルにピッタリと言えます」(野田)

「アンダーアーマーのハーフタイツには、携帯電話やジェルがしまえるポケットが付いているタイプもあります。足さばきがとてもよく、急登でも下りでもガンガン足を回せますよ」(野田)。
野田が着用するのはUAクオリファイア ラッシュ ハーフタイツ(商品番号1379290)。カラー:ブラック×レッド、ブラック×ホワイトの2色展開。11,000円(税込)。13種類のミネラルを織り込むことで、身体から発する熱を体内に戻すことでパフォーマンスをサポートする「UAラッシュ」を採用した、高みを目指すランナーの頼れる一枚。
初のトレランレースに最適、森と絶景が待つ菅平高原
UAソニック トレイルとの相性がバツグンという「スカイライントレイル菅平」は、夏のスポーツ合宿の“聖地”であり、ウインタースポーツでも知られる長野県上田市の菅平高原の雄大な自然の中で行われるトレイルランニングのレース。
北アルプスや浅間山を間近に眺める絶景、変化に富んだコースの人気のレースとして知られてきた「スカイライントレイル菅平」。菅平高原のレタス畑を縫い、緑に染まるスキー場のゲレンデの激坂を上り、シラカバやシラビソの森を超えて、最後の最後に根子岳へ上るダイナミックなコースレイアウトなのだ。
レースは、高原を巡る15㎞のミドルの部に加え、2207mの根子岳(ねこだけ)の山頂も組み込む30㎞のロングの部があり、2024年は6月の最終週末に行われている。フルマラソンを走った経験があるランナーであれば、30kmはトレイルでのレースデビューに最適。普段からジョギングを楽しむランナーであれば、15㎞のミドルの部もお薦めである。

UAフレックス トレイル バックパック(商品番号1378411)サイズ(ユニセックス)ワンサイズ(13ℓ W25.5cm✕H44.5cm✕D11cmm)、11,000円(税込)
ミニマムな装備をコンパクトに背負う、アンダーアーマーのトレイルバックパック
“走り続ける”ためには、ミニマムな装備も欠かせない。行動食やハイドレーション、ファストエイド、雨や防寒対策、ヘッドライトなど、レースのレギュレーションに定められた機材を背負うためも、耐久性と耐水性に優れたシンプルなバックパック選びがマスト。
容量13ℓと勝手の良いUAフレックス トレイル バックパックは、耐久性と耐水性に優れた「UA STORM(UAストーム)」を使用。「UA STORM(UAストーム)」は、アンダーアーマーの多くのジャケットやシェルでお馴染みの撥水テクノロジーである。
背面のバックパネルには、通気性の高いパッドを内蔵。ストラップを調整すれば、快適にカラダにフィットする。雨蓋の開口部も広いため、荷物の出し入れもストレスがない。しかも、パッキングストラップやショルダーストラップなどのテープ類は、リフレクト仕様でアスリートの存在をしっかりと周りに知らせる。
レースや普段のトレイルはもちろん、UAフレックス トレイル バックパックなら、夜間走行を伴うようなロングトレーニングや通勤ランなどにも活用できる。“大は小を兼ねる”と言えないのが、トレイルのバックパック選びの悩ましさ。そんな時こそ、UAフレックス トレイル バックパックをお薦めしたい。

「スカイライントレイル菅平」2025年の開催日は未定。
撮影 / 池田吉則、花岡秀崇、松倉慎、向原純一

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