

挑戦しない人生なんて面白くない。
真伍 (35歳)
挑戦しない人生なんて面白くない。
真伍 (35歳)
職業:トレーナー、元スタントマン
職業:トレーナー、元スタントマン
クロスフィット をやって10年、初めて意識を失って担架で運ばれてしまって。
1日目の順位は想像もしていなかった不本意な順位となってしまいましたが、なんとか最後まであきらめずにやれました。まさかの十数番目からの3位は嬉しいです。2019年、僕第1回目の大会でチャンピオン取ったんですよ。でも今回の方が嬉しいです。このメダルの方が嬉しい。第1回目では味わえなかった達成感が凄くあります。やっぱり結果以上にこういうのがあるっていうのは今回学びました。
物事って何でも見方だと思うんですよね。起こってしまった出来事を、今度はこういう風に改善していこうと思えるかどうか。やっぱり結局最後は自分との戦いだなというのは常に思っているので。最後まで諦めずにここまで行けたっていう自分を褒めてあげることで成長ができると思います。
クロスフィットってやっぱり強い弱いはあるんですけど、どれだけ自分が一生懸命やってるかっていうのが表情だったり、身体だったり動きだったりに出るじゃないですか。そこがフェイクなしに、1位2位とか関係なしに、きっとダイレクトにお客さんに伝わるんですよ。
例えばですけど、クロスフィット始めたばっかりなんだよって言う子も何人かいるんですよね。彼らはめちゃくちゃ一生懸命やるじゃないですか。自分の力を出し切ろうとしている人に自然と拍手が出るのはどの競技でも同じだと思います。
とにかく挑戦する目標が無い人生なんて面白くないと思っているんで、何でもやりたいと思ったことは、僕は挑戦すべきだと思うんですよ。
僕がアメリカに行ったのは、自分がやっていることが中途半端だったし、このままじゃ人生終わっちゃうかなっていうのを20代の最初に感じた時。これじゃいけないんだって思ったんです。フィットネスの本場に行かなきゃ、何か見つけなきゃって挑戦をしたわけですよ。英語も喋れなかったけれども、自分を変えたかった。
同じように自分を変えたいという人が絶対いるはずなんですよね。
人間というのは絶対に何かを求めているはずなので、そうやって何かを求めて挑戦したら必ず誰かが応援してくれる人がいるから。そういう風に応援してくれる輪っかを作っていくのが、僕は大事なことだと思うから、その輪っかを作ることを恐れずにどんどん挑戦していけばいいと思います。
やっぱり何歳とかそんなのは考えずに自分がひらめいてやるって決めたんだったらやってみるのがいいんじゃないですかね。
人生一回ですから、本当に僕はそういう考えでいます。


後悔したくないから、今を最大限に積み重ねる。
卜部 令菜 (26歳)
後悔したくないから、今を最大限に積み重ねる。
卜部 令菜 (26歳)
職業:トレーナー / スポーツ歴:硬式テニス
職業:トレーナー / スポーツ歴:硬式テニス
3年ぶりの大会だったので本当に楽しかったですけど、やっぱりすごく悔しいです。
前回開催された2019年大会は4位で、表彰台に乗れなくて本当に悔しい思いをして、今回は絶対に表彰台に乗ってやるという気持ちで臨みましたが、今回もあと一歩表彰台に届きませんでした。また次に向けてやっていきたいと思います。
もともと身体を動かすのが好きで、小さいころから水泳、バスケ、テニス、陸上など色々なスポーツをやってきました。大学に入って身体を動かすことからは離れていたのですが、卒業後に知り合いがクロスフィットという競技を教えてくれました。体験に行ってみたら凄く面白かったので、会員になってボックスに通い始めました。
クロスフィットは男女が同じ種目で行われますし、年齢とか体重とかで階級が分かれているということもありません。身長の小さい人が有利なもの、体重の重い人が有利なものなど複数のワークアウトが織り交ぜられていて、一人のアスリートとしての強さを競いあう。それが凄く魅力です。
得意不得意はありますが、大会で指定された種目に全力で向かうのも、本当に楽しいです。
もう一つ、仲間意識というかコミュニティが強いのが特徴で、どの大会でも自分の順位とか強い弱いとか関係なく、目の前のアスリートを全員で応援するんです。応援しあって支えあう。個人でやる競技ではあるんですけど、そこが昔やっていた部活みたいな雰囲気で、本当に楽しいです。
本格的にクロスフィットをやるようになって、「もう少し早く始めていれば、もっと上に行けたんじゃないか?」って思ったこともあったんですけど、周りのトップの方々に話を聞いたら、皆さん私と同じくらいに始められていました。始めたのが遅いとか早いとかで、自分の限界を決めてしまうんじゃなくて、とにかくやってみれば出来るようになる。これも魅力のひとつです。
今の自分は、これまで積み上げてきたことの結果だと思うんです。
3年前と比べて成長してないわけじゃないけど、まだ足りてないんだと気づかされました。強みを伸ばすことも大切ですけど、やっぱり弱みを伸ばしていかないと総合では勝てないと思っています。
一日一日の積み重ねを最大化できるように、弱いところに焦点を当てて小さな目標を設定して、毎日を後悔の無いように積み重ねていきたいと思います。


何歳になっても挑戦し続けていたい。
秋山 直也(28歳)
何歳になっても挑戦し続けていたい。
秋山 直也(28歳)
職業:トレーナー / スポーツ歴:野球
職業:トレーナー / スポーツ歴:野球
コロナの関係で、なかなか大勢でワークアウトをする機会が無かったので、約3年ぶりのジャパンチャンピオンシップは、あの歓声の中で久しぶりにワークアウトができてとても楽しかったです。初日は緊張していましたが、ワークアウトが1つ終わるたびに少しずつ緊張もほぐれて、選手たちやスタッフの方々ともコミュニケーションが取れて、楽しみながら過ごすことができました。
予選はオンラインで、周りの人と戦うことがありませんでした。クロスフィットは自分との闘いではありますが、実際に隣に選手がいるとやっぱり負けたくないという普段より熱い気持ちで臨めました。
大学までずっと野球をしていましたが、卒業して頑張ってきたものがなくなって、大きな穴が開いた感じになったときにクロスフィットに出会い、元々身体を動かす仕事をしたかったということもあり始めました。コーチとして運動の楽しさを伝えることもでき、自分も競技者として少しでも上を目指していける、日々のトレーニングの成果を見せる場があることがモチベーションになっています。
目標がないとモチベーションが上がらないし頑張れないので、何か挑戦するものを定めて、常に成長し続けるという姿勢は何歳になっても持ち続けていたいです。
クロスフィットはたくさんの種目があり、難しい動きも多いです。自分も何もできない状態から始めましたが、毎日少しずつ練習しながら、できなかったことができるようになったときは他に代えがたい喜びがあります。もちろんトレーニングは辛いですが、一歩一歩ステップアップする楽しさがあります。それこそ倒立なんて、最初は全くできませんでしたが、少しずつ形になって歩けるようになって、次は美しさを求めて、さらに速さを求めて… 追求する点が多いので常に成長を感じられます。
野球はチームスポーツなので自分一人では何もできませんが、クロスフィットはチームワークの要素もありながらやっぱり戦うのは自分自身なので、自分がどれだけ強くなれたか、日々の成果がどれだけ出せたかを競うという点が野球との違いだと思います。
大会で成績は出ますが、皆頑張ってきたことは変わらないので、最後はお互い応援し合っています。練習以上のものは出せないとよく言われますが、試合会場でしか出せないパフォーマンスは絶対にあると思います。
皆がいたからここまでできた、というのは大会を通じて改めて感じました。


もう一度、世界と戦う。
栗原 嵩(34歳)
もう一度、世界と戦う。
栗原 嵩(34歳)
職業:マルチスポーツアスリート / スポーツ歴:アメリカンフットボール、7’Sラグビー、ボブスレー
職業:マルチスポーツアスリート / スポーツ歴:アメリカンフットボール、7’Sラグビー、ボブスレー
クロスフィットを始めてから決勝まで半年間、めちゃくちゃきつかったし、しんどかったです。
トレーニングは元々やっていたし、瞬発系は得意だったのですが、そもそもできない種目があったので、それをできるようにすることに時間を使ってしまって、強みを伸ばせませんでした。
今回の大会では苦手な種目があるとわかっていて、でも最後まで全力で戦うと決めていました。1日目はあまりうまくいかなくて凹みましたが、最後、得意な種目で見せ場を作れてよかったです。
終わってみて、もっとできると思っていたし、悔しい気持ちもすごくあります。身体能力には自信がありましたが、実際日本のトップ選手と戦ってみたら皆すごかったです。だからこそもう一度ちゃんと戦ってみたいと思っています。
ボブスレーで北京オリンピックに出てアスリートをやめようと思っていたものの、出場できませんでした。3か月間休養して、これからどうしようか考えていた時にクロスフィットに挑戦しないかと知人から連絡がありました。
心のどこかに、不完全燃焼な部分、まだ身体は動くのに本当に辞めていいのかという思いがあったので、その話を聞いてまた世界と戦いたいと思ったことがクロスフィットを始めたきっかけです。
今まで挑戦してきたアメフトともボブスレーともセブンズラグビーとも違う良さがあります。チームスポーツは自分の調子が悪くても勝てることがありますが、クロスフィットは完全に自分との戦いで、人間の限界を追求した競技です。
トレーニングには自信がありましたが、競技としてのクロスフィットは全く別物でした。毎日きつくて朝起きるたびにいろんなところが痛い。子どもと遊ぶことすらしんどい。でも今一区切りついて振り返ってみると、大会を目標にやってきて、いい時間でした。
何事も、やりたいことをやる、目標を叶えるためには絶対に痛みを伴うものだと思います。
僕がアメフトを始めたのはたまたまあるTV番組を見たことがきっかけでした。それがなかったら今の自分はいません。いろんなことにアンテナを張って生きていけるか。何かしらのきっかけに反応できるか。今回もたまたま良いタイミングでクロスフィットの話があったことがきっかけでした。
全部に意味があって、それを見逃すのか、「これがきっかけだ!やるんだ!」と思えるかどうかで人生は変わると思います。
これから、世界を狙いますよ!
マスターズの大会に出るのが目標です。


何をするにも遅すぎることはない 。
濱野 彩 (29歳)
何をするにも遅すぎることはない 。
濱野 彩 (29歳)
職業:会社員 / スポーツ歴:ソフトテニス
職業:会社員 / スポーツ歴:ソフトテニス
2019年の大会ではファイナルヒートには入れなかったので今年は入りたいと思っていました。今回は入れたので、目標は1つ達成できてよかったです。課題は明確なので、そこを克服すればまだ上を目指せると思うので頑張ります。
最初は何もできなくて、続けていくために人と比べないことが必要でしたが、もっと上を目指したいと思うようになった今では、こういった大会で他の人から刺激をもらうことは大事だなと思います。
クロスフィットを始めたきっかけは運動不足の解消のためでした。高校大学とスポーツはせず、ジムに行ったこともありませんでしたが、運動は好きで、トレーニングをしてみたくてグループレッスンに参加しました。
そこでクロスフィットで成績を残している女性に出会い、衝撃を受けました。体格差のある人に勝っていることがすごくて、同じような体格の自分でもあそこまでいけるなら、と思ってハマりました。最初は大会に出るつもりなんてありませんでしたが、何個か小さい大会に出て、頑張ったらもっとできるかも、と思い少しずつ頑張るようになりました。
クロスフィットのグループレッスンに参加してみると、働いている人がほとんどで、だいたい同じ時間に同じ人がいて、同じ動作をして仲良くなれます。仕事と友達に加えて第3の居場所ができたと思っています。できた仲間は競技を続ける理由になりますし、まだ会ったことがない人とも同じ趣味でつながれます。70代の人も高校生も一緒に、同じワークアウトができることも面白いです。
身長や体重の階級がない中で、何かスポーツで1番をとるような経験もなかった自分が良い成績を残せる、続けていれば実力がついてくる点はクロスフィットの魅力です。
人と比べるというより、自分のベストを更新し続けるという感覚で続けていると、「こんな重さ持てるようになるんだ!」という重さも持つことができるようになります。大人になっても新しいことができるようになることが楽しいし、クロスフィットは種目も組み合わせも無限で、上を目指したら終わりがありません。自分を高め続けられるところが面白いなと思います。
「何をするにも遅すぎることはない」というのはとても好きな言葉です。特にクロスフィットは1種目を極める競技ではないですし、続けていれば絶対に実力がついていくので、誰でも、何歳からでもスタートできる社会人向けのスポーツだと思います。


自分自身と闘って限界を高めていきたい。
大金稜史(27歳)
自分自身と闘って限界を高めていきたい。
大金稜史(27歳)
職業:会社員 / スポーツ歴:サッカー
職業:会社員 / スポーツ歴:サッカー
自分は、クロスフィットを初めてまだ半年くらい。クロスフィットが何なのかを理解できていない段階で出場しました。スポーツとして、自分を追い込む、限界に挑むという楽しさもありましたが、コミュニティというか会場が全体で選手同士が鼓舞しあう独特な雰囲気が本当に楽しかったです。
昔からずっとサッカーをやっているのですが、常に何か新しいスポーツに挑戦したいという漠然とした気持ちを持っていました。
クロスフィットという競技自体は知っていたのですが、調べていくうちに“自分自身と闘って、すべての能力を高めていく、強くなっていく”ことができる競技だと知って、新しい挑戦として飛び込んでみました。
実際に取り組んでみて感じたことは、結果がすべて自分にかかっている。応援も含めてすべてが自分で乗り越えなきゃいけないという個人競技の側面だけでなく、ボックス内の仲間や大会に出場する全ての選手が互いに高めあっていくチームスポーツのような側面があること。
今回の大会でも、競技自体はきつかったですし、出来ないことも沢山あって悔しい思いもしました。けれど、始めたばかりの自分に対して、他のトップ選手達が声をかけてくださったり、競技のアドバイスをしてくださったりしました。そうした先輩からのアドバイスを糧にして成長していく。そして少しでも早く、そんなトップの選手たちと並んで恥ずかしくない選手になりたいという気持ちになりました。
今はまだできない種目ばかりです。でもクロスフィットは“上がらなかった重量が上がるようになった”“できなかった回数が出来るようになった”など、一つ一つ成長を感じることができる競技です。しっかり継続してひとつずつ自分を高めていきたいと思います。
日本屈指のクロスフィッター真伍選手による
ファンクショナル ワークアウトムービー
日本屈指のクロスフィッター真伍選手による
ファンクショナル ワークアウトムービー

